夢実マナです
高熱で一晩耐えた次の朝、弟子先生から
肺炎治療のための抗生剤の点滴が始まることになりました。
この間にも膠原病診断特定のための検査、経過のための採血が引き続き行われます。
入院記録はなるべく面白おかしく書くことを目的としていますw
普段のキャラが出てきますw
前回の記事から大分たってしまいました↓
ある日、医学生の集団を引き連れた回診が…
点滴治療が始まって次の日くらいだったかな。
急にボス(主任)先生と弟子先生、おまけに後から医学生の集団たちが私の個室にゾロゾロと入ってきました。
どうやら膠原病棟では医学生実習のために数名(10人以上はいたかな)
引き連れての回診があるらしい。
私はひそかにこれを回診パレードと名付けていましたw
回診は曜日は決まってたけど、時間が読めずいきなり来る事が多く(ー_ー;)
ちょっとトイレに行ってた間に
先生たちが来てたなんてこともありました。
エレクトリカルパレードのBGMでも病棟内の放送で流せば
みんな自分の部屋に戻りそうだな〜なんて。(お年寄りとかは知らんけどw)
イメージとしては、白い巨塔のように先生集団が病棟を回るんですよw
最初はちょっとビビります。
公式Instagramより画像を拝借↓
(ボス先生ら上の先生方はドクターコート着用ですが、
研修医さんらは大体右端の青い人です。イケメン多しですが、メガネ率高いです。)
……いや、やっぱBGMはいらないかな^^;
でも、いきなり来ると「調子はどうですか?」とかみんなの前で言うのも
緊張するものです^^;それも次第に慣れてはきますがw
とりあえず、食欲は少しあったので、
栄養の点滴は外してもらえるようになりました。
しばらくは抗生剤の点滴を数日かけてやるそうです。
でも、元々血管が細くて、循環器の頃からしょっちゅう腕が腫れ、
眠れない日々もありました(泣)
点滴は命がけです(T_T)
血管を探すのはほとんどの看護師さんが苦戦され、
看護師さんが取れなければ、採血の仕事は研修医さんになります。
いろんな研修医さんに取ってもらったけど…
やっぱり一番うまかったのは…
循環器の頃に担当だった1個下の研修医君でした。
膠原病再入院になったときは
別の研修1年目の先生がつきましたが、血管が見つかりにくくて
定期的にある採血でも何度も針を抜き差しされてしまうのです。
あまりに時間がかかって途中で泣いたこともあります(T_T)
めっちゃ、やりにくい患者だっただろうな・・・。
しかし彼らにとってはこれも修行のうち。
痛いことはちゃんと言いましたw腕をもっと磨けともねw
(でも、医療従事者には優しく接しましょう)
定期的に朝の採血が来るたびに…あの研修医くんだったら良かったのになと
思ってたほどです。
ですが、その彼、別の病棟をローテーションしていたのにも関わらず
再入院初日の夜に言ってたとおりに、
本当にちょくちょく様子を見に来てくれてたんです。
そう。。。つまりですね・・・↓
研修医君に軽く監視されてました?(ありがとうございます)
再入院初日と2日目あたりまでは確か高い個室しか空いてなかったんですが
その後は、4人部屋に何度か移動されました。
数日置きに他の入院患者の都合上、移動をお願いされたことがあったのですが
前にいた部屋に戻ろうとしちゃいますね。
でも看護師さんも部屋を間違えたりしてたので、割りとあるあるなのです。
私が何度か部屋移動しているのにもかかわらず、
そうあの、研修医君が・・・
ちょくちょく訪ねて来るようになりました。
ここから会話形式で書いていきますw
※先生方のイメージは適当に合うものを探しましたが、研修医くんと弟子先生はイケメンではありましたw
私「え、急にどうしたの?Σ(・ω・ノ)ノ!」
(なぜ、私の居場所がわかった…この前部屋移動したばっかりなのに)
「いえ、様子を見に来たんですよーww」(ノリ軽い)
まあ、入り口に患者の名前見える所あるんですけどね。。。
と、週に1〜2回くらい、あるときは本来休みの日曜日に来たりとか
部屋が途中で変わっても、監視に来るんです。様子を見に来てくださってました(ありがとうございます)
看護師さん「マナさん、ごめんなさい。また部屋移動お願いしても良いですか?
ついこないだも移動してもらったばかりなのにごめんなさいね。」
移動して、数日後も…
「マナさーん、いますか?」
「え、どしたの?」(また部屋変わったのに、また来たし…)
と、こんな感じで日々を過ごしていました。
医師の間で意見がバラバラだったため、退院のめど立たず
とはいえ、熱が下がって、細菌性肺炎の治療が終わったから
はい、退院。とはなりません。
でも、息苦しさや咳もほとんど治まってきて大分ラクになってきてました。
しかし、心臓モニターの数値や定期的な採血での数値はやはりまだ異常のまま。回診や検査の結果次第で、先生から言われることもバラバラでした。
一時退院して外来で検査でも良いんじゃないかなー
いや、ここで退院したら今までの経過もムダになる。
診断確定して治療が始まるまではいてほしい。
診断確定してないけど、ステロイド治療が始まるかもー
今ここでステロイド入れても、副作用が強く出るかもしれないから、やっぱり診断確定してからでないと
ボス先生は楽観視派、弟子先生は慎重派らしい…。
先生によって、その日によって意見がコロコロ変わってきます。
医師によってこんなにも意見が違うなら、
私の病気はほんとうに治すのが大変なんだ(ー_ー;)と思っていました。
結局、ステロイド治療というのは変わりないようですが、
ステロイドは副作用が強い薬です。
私の場合は、ステロイドを入れるか入れないか?微妙なところだったようです。
でも、きっと昔だったら、ステロイド治療がすぐ始まっていたかもしれません。
今はステロイド以外にも治療薬(自己免疫抑制剤)が複数出ているようで、
それらの薬も合わせて使いたいから、診断確定後の治療にしたいと仰っていました。
早くステロイドを使うってことは、ステロイドの副作用に苦しめられるかもしれないってことだから、やっぱり治療期間中も怖いな。
入院していたほうが良いのかもと思ってました。
そんなある時、弟子先生から…
心筋生検やろうと思ってます
心筋生検とは、心臓の筋肉の一部を取って、検査することです。(局所麻酔でいけるらしい)
え!心筋取るの?
どうなる?どうした?私の心臓・・・。
次回に続きます。